特許出願: 作業フローの最適化と予算的制約の克服
特許出願数が増え続ける中、煩雑な方式審査や予想外のオフィスアクションに伴う翻訳や、事務・審査費用も増加しています。世界知的財産機関(WIPO)の「特許に関する世界知的財産指標 2017年版」によると、2016年には世界中において300万件を超える特許出願が行なわれました。
その一方で、デンネマイヤー&アソシエイツのクライアントである企業の知的財産部門や特許事務所の実務者の多くが、出願や審査手続きの作業フローを最適化するという明確な目的を掲げています。特許出願人は、多くの場合できる限り低コストで時間をかけずに最も広い範囲で特許を得る必要性に迫られています。最近では、国内および広域特許庁は不必要な重複作業の軽減や国際特許制度の効率化を進めるための作業共有ツールの開発に力を入れています。しかしながら、出願人側において出願や審査手続きから生じる事務的負担を十分に軽減するためにはまだ多くの解決すべき課題が残っています。
主に翻訳費用、書類の認証や公証のための費用および高額な特許弁理士費用などからなる出願費用・中間費用を削減するための方法はいくつか考えられます。本稿では、デンネマイヤー&アソシエイツが、品質を保持したままコスト効率性良く提供いている以下のサービス:
についてご説明いたします。
利点(1)
窓口を一本化し、ご要望に応じた柔軟なサービスの提供
特許出願においては信頼のできる専門性の高い特許弁理士と共に作業を進めることが最も重要です。弊所のプレミアサービスでは、複数の出願における出願や審査の手続きを、担当弁理士が並行して行います。出願の要件を満たし、関連する方式審査が行われ、オフィシャルフィーが支払われて出願手続きが完了した後も、弊所の弁理士が単一の窓口として特許が登録になるまで担当し、これにより作業の効率化を図ることができます。
専門知識を有する特許弁理士と申請作業を進めることが最も重要です! すべての出願手続きの後、デンネマイヤー&アソシエイツの特許弁理士が単一の窓口となることで作業の効率化を図ることができます。
利点(2)
標準化された作業フローにより事務的負担を軽減します
弊所の作業は、弁理士が業務を行うにあたり必要な品質や規則を満たすための基準に基づいて行われています。出願のご指示において必要とされるデータは必要最小限のものとしています(出願番号、指定国等)。出願人との間のやり取りを最小限にすることで、出願人様の負担を減らすことを目的としています。係る弊所の業務過程の特徴は以下のようになります:
- 知的財産管理システム(DIAMS iQ)における自動化
- 弊所のクオリティー管理システム(ISO 9001:2015規格認定)における書類化
- 弊所のその他のサービス部門(特許維持年金管理部門、レコーダル部門など)との連携による作業の効率化
利点(3)
コストの更なる予見性と技術的専門性が得られます
弊所は専門技術のワークシェアを行うことが可能です。これにより、重要な国・地域(米国、欧州、ドイツ、日本、ニュージーランド、オーストラリア、ロシア、ユーラシア特許庁、ブラジル、南アフリカなど)にある弊所の現地事務所と連携して、重複した作業による事務費用や代理人費用を軽減するお手伝いをすることができます。
出願段階においては、上記で述べた国・地域における出願手数料金体制を明確にしております。これは特許出願人様にとって妥当と思っていただけるものに設定されていますし、また出願人様の予算の予測にもお役に立つものと思います。欧州特許庁に対する手続きに関しては、登録後のバリデーション手続きも行っており、出願から登録、バリデーションまで、必要な維持年金の支払いも含めて一貫して行うことが可能です。
パリ条約ルートの出願およびPCT出願の国内・広域段階移行手続きへの弊所のアプローチについてより詳しく知りたい方は以下のリンクからWhite Paper(白書)をダウンロードできます。
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